IT業界の「使い捨て」構造に挑む、イズムの決意
IT業界、特にSESというビジネスモデルにおいて、長年叫ばれ続けている課題があります。
それは、「エンジニアのスキルアップが会社任せになった結果、スキルアップできずキャリアが停滞してしまう」という問題です。
多くの企業が「成長できる環境」を謳いながらも、実際には人手不足の案件を埋めることが優先され、エンジニアが本来望むキャリアとは乖離した現場で、数年、十数年と同じ作業を繰り返してしまうケースが少なくありません。
これでは、技術革新の激しいこの業界で、エンジニアとして生き残っていくことは困難です。
イズムは、こうしたSES業界の負の側面を打破したいと考えています。
エンジニアが単なる「リソース(資源)」としてではなく、一人の「プロフェッショナル」として、自らの価値を向上させ、年齢に応じたライフプランを実現できること。それこそがイズムが目指す企業の姿です。
そのため、イズムでは「Udemy Business(法人アカウント)」や「資格取得費用の全額助成」、そしてそれらを最大限に活かすための「目標管理シート」といった、手厚いキャリア支援制度を整えています。
これらの制度がどのようにエンジニアの未来を形作っていくのか、お伝えします。
1. キャリアの羅針盤:一人ひとりに合わせた「目標管理シート」
イズムのキャリア支援で重要視しているのは、「エンジニア自身がどこを目指したいのか」という意思の言語化。
それを行うのが、入社後に作成する「目標管理シート」です。
「可視化」が未来を変える
このシートは、エンジニア自身の「キャリアの羅針盤」です。 具体的には、以下の3つの要素を徹底的に深掘りします。
- 現在のスキル(現在地の把握): これまでの経験、得意とする言語やフレームワーク、これまでに直面した課題とその解決策などを棚卸しします。
- 目指す姿(目的地の設定): 「3年後にフルスタックエンジニアになりたい」「PM(プロジェクトマネージャー)として大規模案件を回したい」「特定の技術(GoやRustなど)のスペシャリストになりたい」といった、中長期的なビジョンを描きます。
- アクションプラン(経路の策定): 目的地に到達するために、今年は何を学び、どんな案件を経験すべきかを具体化します。
エンジニアグループリーダーとの二人三脚
目標管理シートの作成において、エンジニアを一人にさせることはありません。
現場を熟知し、高い技術力を持つ「エンジニアグループリーダー」がメンターとして並走します。
※イズムではエンジニアは6つあるグループのいずれかに所属します。このグループは案件にアサインされる『チーム』ではなく組織図上のグループです。毎月グループリーダーはメンバーと面談をして状況のモニタリングをし、目標の進捗を確認していきます
多くの場合、同僚の職歴書を見る機会はありません。そのため、現場に高給取りのPMがいてもどのようなキャリアを経てたどり着いたのかわかりません。
そして自分の市場価値を相対的に判断できず、長年会社から言われるがままアサインされ続けた結果、ロースキルのエンジニアとなってしまうのです。
自分自身でキャリアを造れる方はまれで、運よくアサインされた結果、偶々キャリアアップできた人が多いです。
イズムでは「今の市場価値なら、この技術を習得した方が有利だよ」「その目標なら、まずはこの資格を取ることから始めよう」といった、エンジニアの視点に立った実践的なアドバイスを受けることができます。
自分一人では気づけなかった強みや、盲点となっていた課題を可視化することで、キャリアの解像度が飛躍的に高まります。
営業チームとの強力な連携
イズムの最大の特徴は、この目標管理シートが「営業チーム」とも共有される点にあります。
一般的なSES企業では、営業は「単価」や「成約率」を優先します。
しかし、イズムの営業は違います。エンジニアが何を学びたいのか、次の一歩としてどのような現場を経験すべきかを理解した上で、案件の開拓・アサインを行います。
営業にエンジニアの単価アップ目標を設定することで来年を見据えたアサインに意識が向きます。「このエンジニアは次にAWSの構築経験を積みたいと考えているから、この案件を優先しよう」といった判断が組織的に行われ、毎年のアサインが「場当たり的なもの」から「計画的なキャリアアップ」へと変わるのです。
2. インプットの質と量を最大化する:Udemy Business 使い放題
目標が定まったら、次に行うべきはインプットです。イズムでは、世界最大級のオンライン学習プラットフォームであるUdemyの法人向けプラン「Udemy Business」をエンジニア社員に提供しています。
鮮度の高い情報を、いつでも、どこでも
エンジニアにとって、技術の「鮮度」は命。書籍では出版までにタイムラグが発生してしまい、最新バージョンの仕様に追いつけないことも多々あります。 Udemyであれば、世界中のトップエキスパートが最新の技術トレンドに合わせた講座を随時アップデートしています。
- 最新のフロントエンドフレームワーク(React, Vue.js, Next.jsなど)
- クラウドインフラの深い知識(AWS, Azure, GCP)
- データサイエンス、AI・機械学習
- DockerやKubernetesなどのコンテナ技術・・・
など、数千に及ぶ講座を、業務時間外はもちろん、必要であれば業務の隙間時間にも活用して学習することが可能です。
挫折させない学習環境
独学は孤独になりがちですが、イズムではリーダーが推奨するコースを提示したり、社員同士で「この講座が分かりやすかった」という情報を共有したりする文化があります。目標管理シートで設定した「アクションプラン」に紐づいた講座を選択することで、無駄のない、目的意識を持った学習が可能になります。
3. 実力を証明し、自信を掴む:資格取得支援制度
学習の成果を客観的に証明するものが「資格」です。
資格取得は、エンジニア自身の市場価値を高めるだけでなく、会社としての技術力を対外的に証明する武器にもなります。イズムでは、エンジニアの挑戦を金銭面で全面的にバックアップしています。
受験費用の全額助成
IT関連の資格試験、特にベンダー資格(AWSやOracleなど)は、受験料が数万円にのぼることも珍しくありません。「興味はあるけれど、高額な受験料がネックで二の足を踏んでしまう」という状況は、エンジニアの成長機会を奪ってしまいます。
イズムでは、会社が指定する対象資格(ITパスポートから高度情報処理技術者試験、各ベンダー資格まで幅広く網羅)について、合格時の受験費用を会社が全額負担します。
推奨資格のラインナップ(例)
イズムが推奨し、取得を支援している資格は多岐にわたります。一部を抜粋してご紹介します。
- 国家資格(IPA): 基本情報技術者、応用情報技術者、ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、システムアーキテクト、情報処理安全確保支援士など。
- クラウド: AWS認定(Cloud Practitioner, Solutions Architect Associate/Professionalなど)、Google Cloud認定、Microsoft Azure認定。
- インフラ・ネットワーク: CCNA/CCNP(Cisco)、LinuC/LPIC(Linux)。
- データベース: ORACLE MASTER(Bronze/Silver/Gold)。
- プログラミング・その他: Java SE(Oracle)、Pythonエンジニア認定、PHP技術者認定、Salesforce認定。
これらの資格を取得するプロセスそのものが、体系的な知識の習得につながります。そして「合格」という成功体験が、エンジニアとしての確固たる自信に繋がっていくのです。
4. 共に学び、高め合う:社内勉強会の活性化
個人の学習をサポートする一方で、イズムでは「コミュニティでの学び」も大切にしています。知識はアウトプットし、他者と共有することで初めて自分の血肉となります。
多彩な勉強会の開催
現在、イズムでは以下のような勉強会を定期・不定期で開催しています。
- もくもく勉強会: 「一人だとサボってしまうけれど、誰かと一緒なら頑張れる」。そんなエンジニアが集まり、各自が好きなテーマで静かに学習を進める会です。社内のカフェスペースやオンラインで実施され、最後にはその日学んだことを軽く共有し合います。
- フロントエンド勉強会: 変化の激しいフロントエンド領域に特化した勉強会です。新しいライブラリの使用感や、UI/UXデザインのトレンド、TypeScriptの型パズルの解法など、実践的なテーマで議論を交わします。
- 資格取得勉強会: 特定の資格試験(例:応用情報技術者やAWS SAA)を目指すメンバーが集まり、過去問の解説や重点ポイントの共有を行います。既に合格した先輩エンジニアから「攻略のコツ」を聞ける貴重な機会です。
「教えることは学ぶこと」の文化
これらの勉強会は、誰かに強制されて参加するものではありません。
「自分が得た知見を仲間に共有したい」「新しい技術について誰かと語り合いたい」という、エンジニアの純粋な好奇心から生まれています。 教える側に回ることで、曖昧だった知識が整理され、より深い理解へとつながります。この「教え合いのループ」が、イズム全体の技術底上げに貢献しています。
5. なぜイズムは「成長」にこだわるのか?
ここまで読んでくださった方の中には、「なぜSES企業が、ここまで語るのか?」と疑問に思う方もいるかもしれません。その答えは、イズムの経営理念と、私たちが抱くSES業界への危機感にあります。
業界の構造を変えるための「個」の強化
私たちは、エンジニアが「案件の部品」として扱われる現状を本気で変えたいと思っています。
エンジニアが、自らのスキルを武器に案件を選べるようになり、顧客に対しても「技術的なパートナー」として対等な立場で提案ができるようになる。そんな世界を実現するためには、エンジニア一人ひとりの「個の力」を極限まで高めるしかありません。
イズムが提供するUdemy使い放題や資格支援、目標管理シートは、そのための「武器」を配っているに過ぎません。その武器を使って、どのような戦い方をし、どのような未来を勝ち取るかはエンジニア次第です。しかし、戦うための準備を怠ることは、会社として絶対にさせたくないのです。
エンジニアの幸福が、顧客の満足につながる
エンジニアが新しい技術を学び、現場でそれを実践し、顧客から感謝される。このサイクルが回ることで、エンジニアは自己実現を感じ、物心両面の幸福を得ることができます。
そして、高い技術力とモチベーションを持つエンジニアが参画するプロジェクトは、必ず高いクオリティを発揮します。 「エンジニアの成長」こそが、すべてのステークホルダーを幸せにする唯一の道であると、私たちは確信しています。
6. この記事を読んでいるあなたへ
もしあなたが今、「今の環境で、数年後の自分を想像できるだろうか?」と少しでも不安に感じているなら、ぜひ一度イズムの話を聞きに来てください。
私たちの採用選考は、単なるスキルの合致確認ではありません。「あなたがこれからどうなりたいのか」をじっくり伺う場です。今のスキルが足りないことは問題ではありません。大切なのは、「学び続けたい」という意欲です。
イズムには、その意欲を全力で受け止め、形にするための環境が整っています。
- 目標を一緒に描くリーダーがいます。
- キャリアを形にする案件を引っ張ってくる営業がいます。
- 最新の知識を学べるUdemyがあります。
- 挑戦を称える資格取得支援があります。
- 切磋琢磨できる仲間がいます。
あなたのエンジニア人生を、もっと刺激的で、もっと価値のあるものにするために。 イズムというプラットフォームを、思う存分使い倒してみませんか?
この記事を読んで、少しでも私たちの考えに共感していただけたなら嬉しく思います。
あなたの挑戦を、イズムのメンバー一同、心よりお待ちしています。
共に学び、共に成長し、SESの常識を塗り替えていきましょう。

SES(エンジニア派遣・準委任)への影響と、今後ニーズが高まると考えられるITエンジニア像について
みずほ銀行様の『みずほ産業 調査79号 本産業の中期見通しー向こう5年(2026ー2030年)の需給動向と求められる事業戦略』では、多岐にわたる産業を広範に分析しておられます。SESについてシステム開発をとりまく現状をこ […]

ITエンジニア不足の正体:供給過剰になる「従来型IT人材」と、ニーズが増す「先端IT人材」
日本のIT業界で叫ばれている「エンジニア不足」。しかし、その内実を正確に理解しているでしょうか。 経済産業省によるIT材育成の状況等についてでは若年層の人口減少に伴って、2019年をピークにIT関連産業への入職者は退職者 […]

ITエンジニアに向いている人の特徴とスキルアップについて
ITエンジニアで「一生食える人」と「使い捨てられる人」の分かれ道。需要拡大の影で、なぜ「年収が上がらないエンジニア」が量産されるのか メディアでは「IT人材不足」「エンジニアの有効求人倍率は10倍超え」といった景気の良い […]



Comments are closed