エンジニアの市場価値を高める資格取得について

エンジニアの市場価値を高める「戦略的」資格取得のススメ:イズムが考える、実直なキャリアの築き方

なぜエンジニアに「資格」が必要なのか?

「エンジニアに資格なんて意味がない」 「現場での実務経験がすべてだ」

SESで聞かれるこのような言葉は、半分は正しく、半分は今の時代においては「危険な誤解」を含んでいます。
確かに、プログラムが書けること、トラブルを解決できることが現場での最優先事項であることは揺るぎません。
しかし、ITエンジニアが「正当に評価され、望む報酬を得て、人生を豊かにする」ためには、実務経験と同じくらい、「スキルの客観的な可視化=資格」が重要であると考えます。

なぜなら市場価値とは「あなたが何ができるか」だけでなく、「あなたが何ができると他人が納得できるか」によって決まるからです。

特に、多重下請け構造が根深く残る日本のIT業界において、エンジニアが自分の身を守り、キャリアを切り拓いていくための「盾」であり「矛」となるのが資格です。今回は、イズムが掲げる「キャリアアップ第一主義」の観点から、市場価値を最大化するための資格取得の真意を深掘りします。


1:IT業界の不都合な真実と「市場価値」の正体

1-1. 多重下請け構造がエンジニアから奪うもの

日本のIT業界、特にSES(システムエンジニアリングサービス)領域においては、商流が深くなる(下請け、孫請けとなる)ほど、エンジニアの市場価値は「平均化」されてしまいます。どれだけ高度なスキルを持っていても、商流の深い案件では「1人月いくら」という枠に当てはめられ、個人の努力が給与に反映されにくい構造があります。

この構造の中で最も恐ろしいのは、エンジニアが「自分が今、市場でどれほどの価値があるのか」を見失ってしまうことです。会社から言われるがまま、スキルの積み上がらない「ロースキル案件」や、将来性の乏しい「レガシーシステム」の保守に数年を費やしてしまう。気づいた時には、年齢だけを重ね、市場で求められるスキルセットを持たないエンジニアになってしまう――。イズムは、こうした状況を「エンジニアの未来を狭めるもの」として、真っ向から否定しています。

1-2. 「市場価値」を定義する3つの要素

私たちが考えるエンジニアの市場価値は、以下の3つの掛け合わせで決まります。

  1. テクニカルスキル(実務経験): 「何を作ってきたか」
  2. ポテンシャルと証明(資格): 「体系的に何を理解しているか」「学び続ける姿勢があるか」
  3. 商流の深さ(環境): 「そのスキルを誰(エンド企業)に提供しているか」

多くのエンジニアは「1」だけに注力しがちですが、高単価・上流工程の案件を勝ち取るためには「2」の証明が不可欠です。資格は、見知らぬクライアントに対して、あなたの実力を一瞬で理解させるための「共通言語」なのです。


2:イズムが「資格取得」を推奨する理由

イズムの経営理念に「エンジニアの物心両面の幸福」があります。物とは即ちお金のこと。これを実現するためには、エンジニアが自ら案件を選べる立場にならなければなりません。

2-1. 「信頼」を可視化し、商流を上げる

イズムでは「商流が浅く、単価が高い」案件を徹底して追求しています。エンド企業やプライムベンダーと直接対峙する際、相手が最初に見るのはあなたのプロフィールです。そこに「AWS認定ソリューションアーキテクト」や「応用情報技術者」の文字があるだけで、相手の安心感に影響を与えます。

「この人は基礎が固まっているから、話が早い」 「最新のクラウド技術を体系的に学んでいるなら、この設計を任せられる」

この小さな信頼の積み重ねが、結果として「高単価案件へのアサイン」を可能にし、それがイズムの還元率の高い給与体系を通じて、エンジニアの給与UPへと直結します。

2-2. 「学び続けるアイデンティティ」の形成

ITの世界は、3年も経てば技術トレンドが激変します。過去の経験だけに頼るエンジニアは、いつか必ず行き詰まります。イズムが大切にしていることは「変化を恐れず、学び続けること」です。

資格試験に挑戦するプロセスそのものが、脳をアップデートし、最新技術への感度を高めるトレーニングになります。私たちは、エンジニアに「ただの作業員」ではなく「技術のプロフェッショナル」であってほしい。そのための最も実直な手段が資格取得に挑戦することだと考えています。


3:【戦略的】市場価値を高める資格ロードマップ

すべての資格が等しく価値を持つわけではありません。時代に求められ、かつ年収アップに直結する資格を戦略的に選ぶ必要があります。ロードマップ例を紹介します。

3-1. インフラの枠を超えた「クラウド資格」の覇権

現在、市場価値が高いのは間違いなくクラウド関連です。フルスタックなWEB/オープン系エンジニアにおいて必須のスキルであるためです。

  • AWS認定各種(ソリューションアーキテクト、デベロッパー等)
  • Microsoft Azure認定
  • Google Cloud認定

これらはもはやインフラエンジニアだけのものではありません。開発エンジニアであっても、クラウドインフラを理解しているかどうかで、設計の幅が大きく変わります。イズムではリモート勤務が9割を超えますが、それらのプロジェクトのほとんどがクラウド環境での開発です。経験が浅い場合これらの資格の有無が高単価プロジェクト参画への分水嶺となります。

3-2. 上流工程への架け橋となる「情報処理技術者試験」

国家資格である「応用情報技術者」や、その先の高度情報処理技術者試験(ネットワーク、データベース、システムアーキテクト等)は、エンジニアとしての「地肩の強さ」を証明します。 特にPL/PMを目指すミドル層にとって、これらの資格はプロジェクトマネジメントの共通概念を理解している証となり、リーダー候補としての市場価値を高めます。

3-3. モダン開発に不可欠な「コンテナ・セキュリティ」

DockerやKubernetesなどのコンテナ技術、そしてDX推進に欠かせない「セキュリティ」に関する資格も、今まさに需要が急騰しています。 「レガシー言語へのアサイン無し」を掲げるイズムにおいて、こうしたモダンなスキルを証明する資格を持つエンジニアを求める案件は数多くあります。


4:イズムが提供する「実直な」サポート体制

資格取得を「エンジニア個人の努力」だけに押し付けるのは、イズムのスタイルではありません。私たちは、会社としてエンジニアの挑戦にコミットします。

4-1. 受験料全額支給と報奨金制度

「受けたいけれど受験料が高い」という悩みは不要です。イズムでは対象となる資格の受験料を全額補助し、さらに取得時には報奨金を支給します。これはコストではなく、エンジニアの未来への「投資」だと考えているからです。

4-2. キャリアアップサポート体制

イズムには、エンジニア一人ひとりに合わせた「キャリアアップ方針」を共に立てる体制があります。 「5年後に年収を200万円上げたいなら、今年はどの資格を取り、どの案件を経験すべきか」 これを、経験豊富なリーダーや営業担当が実直にアドバイスします。目標が明確になるからこそ、学習のモチベーションも維持できるのです。

4-3. 資格を「宝の持ち腐れ」にさせないアサイン力

イズムの最大の強みは、取得した資格やスキルをすぐに実践で活かせる「案件選択の自由度」にあります。資格を取った瞬間に、より高単価で技術的に刺激のある案件へとシフトできるよう、営業チームが全力で動きます。「資格は取ったけれど、現場は相変わらず古いまま」という矛盾を、イズムでは許しません。


イズムと共に、未来への投資を始めませんか?

世の中の人に役立つシステム開発を行うITエンジニアという職業は、夢のある仕事のはず。
しかし、古い業界構造や教育環境の欠如が、その可能性を奪っている現実があります。

イズムは、その現状を変えたい。「キャリアアップ第一主義」を掲げ、エンジニアが正当に評価される世界を実直に作り上げたい。そのために、私たちはあなたの「学びたい」という意志を全力で肯定し、支えます。

資格取得は、その第一歩に過ぎません。しかし、その一歩を踏み出すかどうかが、5年後、10年後のあなたの立ち位置を決定づけます。

「今の現場に居続けて、未来はあるのか?」 もし少しでも不安を感じるなら、一度イズムと話をしてみませんか。あなたのこれまでの経験をどう可視化し、どう価値に変えていくか。私たちは、あなたのキャリアに対してどこまでも実直に向き合うことを約束します。

イズムは、共に成長し、未来を切り拓く仲間を心からお待ちしています。

SES(エンジニア派遣・準委任)への影響と、今後ニーズが高まると考えられるITエンジニア像について

みずほ銀行様の『みずほ産業 調査79号 本産業の中期見通しー向こう5年(2026ー2030年)の需給動向と求められる事業戦略』では、多岐にわたる産業を広範に分析しておられます。SESについてシステム開発をとりまく現状をこ […]

ITエンジニア不足の正体:供給過剰になる「従来型IT人材」と、ニーズが増す「先端IT人材」

日本のIT業界で叫ばれている「エンジニア不足」。しかし、その内実を正確に理解しているでしょうか。 経済産業省によるIT材育成の状況等についてでは若年層の人口減少に伴って、2019年をピークにIT関連産業への入職者は退職者 […]

ITエンジニアに向いている人の特徴とスキルアップについて

ITエンジニアで「一生食える人」と「使い捨てられる人」の分かれ道。需要拡大の影で、なぜ「年収が上がらないエンジニア」が量産されるのか メディアでは「IT人材不足」「エンジニアの有効求人倍率は10倍超え」といった景気の良い […]

Comments are closed